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木村史人著『「存在の問い」の行方:『存在と時間』は、なぜ挫折せざるをえなかったのか』シンポジウム

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下記のとおり、立正大学哲学会大会にて、木村史人著『「存在の問い」の行方:『存在と時間』は、なぜ挫折せざるをえなかったのか』をめぐるシンポジウムが開催されます。

ハイデガーの「存在の問い」に正面から切り込む力作に、森一郎さんと齋藤が特定質問者を務めます。ハイデガーをめぐる議論を深めるこの機会に、ぜひみなさまご参集いただければ幸いです。

会場は、立正大学品川キャンパス9号館地下2階9B23教室です。
交通アクセスは、次をご参照ください。
http://www.ris.ac.jp/access/shinagawa/index.html
合評会の時間は、14:40-18:00です。

みなさまにお目にかかるのを楽しみにしています。

***
立正大学哲学会大会
日時:2015年7月18日(土)
総会 12:50-13:10 9B23教室(9号館)

研究発表 13:10-14:40 9B23教室(9号館)
小松伸二(立正大学人文科学研究所研究員)「エナクティヴ・アプローチの可能性―視覚の問題を中心に―」
藤岡洋(東京大学東洋文化研究所助教)「メディア化したインターネット?そのコンテンツの諸相」

シンポジウム 14:40-18:00 9B23教室(9号館)
木村史人著『「存在の問い」の行方:『存在と時間』は、なぜ挫折せざるをえなかったのか』をめぐって

基調講演  木村 史人(本学専任講師・本学会理事)
提題    森 一郎(東北大学情報科学研究科)
      齋藤 元紀(高千穂大学人間科学部)
            
懇親会   18:00-19:30 芙蓉峰(2号館12階)
***



以下もあわせてご覧ください。
https://drive.google.com/file/d/0B8zxmdCS69ZCcmJ2S1hZT09HZWs/view?usp=sharing

『始まりのハイデガー』(晃洋書房)2015/8/10刊行のお知らせ

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2015年8月10日、晃洋書房より『始まりのハイデガー』が刊行となります。

ハイデガーのすべてはここから始まった――『存在と時間』、『哲学への寄与』そして『黒ノート』と、つねに現代哲学に深刻な影響を与え続けるハイデガー。その独自の哲学はいかにして誕生したのか。同時代の哲学・思想との対決のなかで自らの哲学を鍛え上げてゆく、若きハイデガーのみずみずしい思考の軌跡を描き出す本邦初の画期的論文集。どうぞご期待下さい。

執筆者一覧
細川亮一・齋藤元紀・池田喬(編)
村井則夫・渡邉和典・中山剛史・後藤嘉也・森秀樹・荒畑靖宏



「親子で哲学対話・園児編」

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2015年7月11日(土)10:30より高千穂大学にて「親子で哲学対話・園児編」を開催いたします。




「哲学対話」は、近年日本を含めて世界各国で広がりをみせる新しい教育プログラム。
小・中・高等学校だけでなく、幼稚園でも「子どもの哲学」として「哲学対話」の実践が行われています。
「哲学」という言葉をかたぐるしく考える必要はありません。むずかしい知識もいりません。
ふだんの生活のなかにある答えのない問いや疑問について、子どもたちの声に耳を傾けながら、しばしゆっくり考えてみませんか。
親子でじっくり対話を重ねるうちに、これまでとは違った世界が見えてくるはずです。
どうぞお気軽にご参加ください!

日時:2015年7月11日(土)10:30~12:00(受付10:15~)
場所:高千穂大学 セントラルスクエア2F 
タカチホホール
対象:4~6才の園児と保護者
予約不要
問合せ先:saito.philo.semi@gmail.com
主催:高千穂大学人間科学部齋藤ゼミナール
協力:高千穂大学哲学研究会パイデイア

SAITO SEMINAR: https://saitoseminar.wordpress.com/
PAIDEIA TUSP: https://paideiatakachihophilosophy.wordpress.com/
TAKACHIHO UNIVERSITY: http://www.takachiho.jp/

2015/8/2哲学カフェ@愛知教育大学開催のお知らせ

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2015年8月2日(日)13:30より、愛知教育大学にて哲学カフェを開催します。学内のみならず、学外のかたも大歓迎です。ぜひお気軽にどうぞ!



「親子で哲学対話――園児編」報告

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「親子で哲学対話――園児編」報告を高千穂大学齋藤元紀ゼミナールのWebsiteに掲載しました。
当日は親子ともども笑顔あふれる対話の時間となりました。ご一読ください。

http://wp.me/p3DVJl-97

2015/8/10発売『始まりのハイデガー』先行予約開始のお知らせ

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2015/8/10発売『始まりのハイデガー』、いよいよアマゾンでも予約が始まりました。
http://amzn.to/1RwmqWL

連続や断絶を繰り返しながら紡がれる若きハイデガーのみずみずしい「始まり」の思考は、現代哲学の「始まり」の中で、同時代の思潮と対話を重ねながら、自らの哲学を確立していく。ハイデガーはいかにして『存在と時間』へと至ったのかを知るための、初期フライブルク期ハイデガー哲学を論じた本邦初の画期的論文集。

細川亮一・齋藤元紀・池田喬(編著)
村井則夫・渡辺和典・中山剛史・後藤嘉也・森秀樹・荒畑靖宏。

2015年8月11日刊行『連続講義 現代日本の四つの危機 哲学からの挑戦』(講談社選書メチエ)先行予約開始

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『連続講義 現代日本の四つの危機 哲学からの挑戦』(講談社選書メチエ)がいよいよ2015年8月11日刊行。先行予約も開始しました。名講義にご期待下さい!

***

内容
 本書は、2014年9月から2015年1月にかけて高千穂大学で行われた連続講義を基にしたものである。日本を代表すると言っても過言ではない12名の哲学者たちが、一般の聴衆を前に「現代日本の危機」を提示し、その打開策を探る「哲学からの挑戦」の試みは、大きな反響を呼んだ。本書は、熱のこもった会場の模様を再現することを目指し、ライヴ感あふれる口語体による連続講義として編まれる。編集には、現在注目を集めている気鋭の哲学者があたった。
 「実学優先」が叫ばれ、「哲学や人文学など不要だ」という暴論まで平気で口にされる現状の中で、「知」の拠点であるはずの大学は、まさしく存亡の危機にある。また、インターネットをはじめとする情報通信技術の発展によって、グローバルな規模でのコミュニケーションは確かに加速したが、逆説的にも、それに比例して「ことば」はただの消費材と化し、思慮ある議論の場は急速に失われつつある。そうして、一見、高度に成熟したように見える社会の背後では、人が生まれて死ぬという「いのち」の事実に対する感性は鈍くなり、世界各地でテロをはじめとする、従来の観念では捉えきれない「戦争」の現実味がかつてなく高まっていることは言うまでもない。
 本書は、ここに掲げられた「知」、「ことば」、「いのち」、「戦争」という「四つの危機」を正面から取り上げ、立ち向かおうとした哲学者たちによる真剣な格闘の記録である。歴史を振り返れば、哲学はいつも時代の危機と闘う役割を担ってきた。哲学によってしか打破できない危機があり、哲学によってしか切り拓かれない未来がある。その未来の姿は、本書の中で生きた言葉を通して指し示されている。

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目次
はじめに(齋藤元紀)
第I部 知の危機
第1講 日本の近代化と啓蒙の意義と課題(牧野英二(法政大学教授))
第2講 現代における心の危機と哲学(信原幸弘(東京大学教授))
第3講 大学の危機と哲学の問い(西山雄二(首都大学東京准教授))
第II部 ことばの危機
第4講 対話としての哲学の射程(梶谷真司(東京大学准教授))
第5講 民主主義の危機と哲学的対話の試み(小野原雅夫(福島大学教授))
第6講 言葉が開く宇宙─―『おくのほそ道』に学ぶ(魚住孝至(放送大学教授))
第III部 いのちの危機
第7講 危機の/と固有性(斎藤慶典(慶應義塾大学教授))
第8講 「世界の終わり」と世代の問題(森 一郎(東北大学教授))
第9講 危機の時代とハイデガー(高田珠樹(大阪大学教授))
第IV部 戦争の危機
第10講 戦争と戦争のあいだ(澤田 直(立教大学教授))
第11講 〈アウシュヴィッツ以後〉の哲学(宮崎裕助(新潟大学准教授))
第12講 はじまりについて(矢野久美子(フェリス女学院大学教授))
おわりに(齋藤元紀)

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http://amzn.to/1SkYHnx

阿部将伸『存在とロゴス――初期ハイデガーにおけるアリストテレス解釈』合評会のお知らせ

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下記のとおり、2015年8月8日(土)京都大学にて阿部将伸『存在とロゴス――初期ハイデガーにおけるアリストテレス解釈』合評会が開催されます。みなさまどうぞ奮ってご参加ください。


阿部将伸『存在とロゴス――初期ハイデガーにおけるアリストテレス解釈』合評会
(第28回関西ハイデガー研究会)

日時:平成27年8月8日(土)午後1時より6時20分まで
場所:京都大学吉田南構内 大学院人間・環境学研究科棟433
   http://www.h.kyoto-u.ac.jp/access/

スケジュール:
13:00-15:00 序論~第2章
・著者からの概要説明
・序論・第1章についての代表質問:有馬善一(摂南大学)
・第2章についての代表質問:松本直樹(同志社女子大学)
・自由討論
15:10-17:10 第3章~第4章
・著者からの概要説明
・第3章についての代表質問:齋藤元紀(高千穂大学)
・第4章についての代表質問:坂下浩司(南山大学)
・自由討論
17:20-18:20 第5章~結論
・著者からの概要説明
・第5章・結論についての代表質問:丸山英幸(大阪工業大学)
・自由討論
終了後、懇親会


松本啓二 Keijiro Matsumoto
E-mail: keijiro@cc.osaka-kyoiku.ac.jp

第19回 新潟哲学思想セミナー(NiiPhiS: 2015/7/17)講演報告

哲学カフェ@愛知教育大学報告

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哲学カフェ@愛知教育大学、厳しい暑さにもかかわらずお集まりいただいた学部4年生&院生合わせて46名の皆さんと一緒に、哲学対話を行いました。




前後にレクチャーを挟んで、哲学対話を実施。



「困っている人を助けるべきか?」「友達は必要か?」というこちらが用意した問いを振り切り、参加者のみなさんは「幸せって何?」という問いを選択。ほとんどが哲学対話初体験のみなさんばかりでしたが、予想を裏切ることが哲学対話の醍醐味であることをわかっていらっしゃる模様(笑)。おかげで名古屋の灼熱にも負けない熱い対話が展開しました。



アンケートも「楽しかった」「面白かった」という感想を沢山いただき感無量。その後の懇親会も楽しい会話と美酒に舌鼓を打ちました。



お招きいただいた真島聖子先生はじめ、参加者のみなさん、ありがとうございました。続編の期待に応えて、また必ず遊びに行きます、愛教大!

『中央評論』292号(2015年7月)「特集 木田元先生追悼」に寄稿しました

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『中央評論』292号(2015年7月)「特集 木田元先生追悼」に「哲学することを学ぶこと―ハイデガーと木田元、そして私」を寄稿しました。院生時代の演習の思い出を辿りながら、木田先生のハイデガー解釈を再考しています。



加賀野井秀一先生の巻頭言に始まり、寺本剛、平田裕之、須田朗、吉田達、関口浩、加國尚志各先生方の論稿を収録。まもなく没後一年、そろそろ巨人の思考の足跡を腰を落ち着けて考えてよい頃かもしれません。ご一読ください。

http://www2.chuo-u.ac.jp/up/zasshi/chu-hyo-292.html

2015/8/10『始まりのハイデガー』(晃洋書房)刊行

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2015/8/10『始まりのハイデガー』(晃洋書房)刊行しました。




連続や断絶を繰り返しながら紡がれる若きハイデガーのみずみずしい「始まり」の思考は、現代哲学の「始まり」の中で、同時代の思潮と対話を重ねながら、自らの哲学を確立していく。ハイデガーはいかにして『存在と時間』へと至ったのかを知るための、初期フライブルク期ハイデガー哲学を論じた本邦初の画期的論文集。

ハイデガー哲学、そして現代哲学に関心を寄せる方にとっては必携の一冊。ぜひご一読ください。

細川亮一・齋藤元紀・池田喬(編著)
村井則夫・渡辺和典・中山剛史・後藤嘉也・森秀樹・荒畑靖宏。

http://amzn.to/1RwmqWL

2015/8/11『連続講義 現代日本の四つの危機 哲学からの挑戦』(講談社選書メチエ)刊行

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2015/8/11『連続講義 現代日本の四つの危機 哲学からの挑戦』(講談社選書メチエ)が刊行されました。
12人の哲学者が現代日本の危機に挑戦した思考の記録。名講義にぜひご参加下さい。



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内容
 本書は、2014年9月から2015年1月にかけて高千穂大学で行われた連続講義を基にしたものである。日本を代表すると言っても過言ではない12名の哲学者たちが、一般の聴衆を前に「現代日本の危機」を提示し、その打開策を探る「哲学からの挑戦」の試みは、大きな反響を呼んだ。本書は、熱のこもった会場の模様を再現することを目指し、ライヴ感あふれる口語体による連続講義として編まれる。編集には、現在注目を集めている気鋭の哲学者があたった。
 「実学優先」が叫ばれ、「哲学や人文学など不要だ」という暴論まで平気で口にされる現状の中で、「知」の拠点であるはずの大学は、まさしく存亡の危機にある。また、インターネットをはじめとする情報通信技術の発展によって、グローバルな規模でのコミュニケーションは確かに加速したが、逆説的にも、それに比例して「ことば」はただの消費材と化し、思慮ある議論の場は急速に失われつつある。そうして、一見、高度に成熟したように見える社会の背後では、人が生まれて死ぬという「いのち」の事実に対する感性は鈍くなり、世界各地でテロをはじめとする、従来の観念では捉えきれない「戦争」の現実味がかつてなく高まっていることは言うまでもない。
 本書は、ここに掲げられた「知」、「ことば」、「いのち」、「戦争」という「四つの危機」を正面から取り上げ、立ち向かおうとした哲学者たちによる真剣な格闘の記録である。歴史を振り返れば、哲学はいつも時代の危機と闘う役割を担ってきた。哲学によってしか打破できない危機があり、哲学によってしか切り拓かれない未来がある。その未来の姿は、本書の中で生きた言葉を通して指し示されている。

***

目次
はじめに(齋藤元紀)
第I部 知の危機
第1講 日本の近代化と啓蒙の意義と課題(牧野英二(法政大学教授))
第2講 現代における心の危機と哲学(信原幸弘(東京大学教授))
第3講 大学の危機と哲学の問い(西山雄二(首都大学東京准教授))
第II部 ことばの危機
第4講 対話としての哲学の射程(梶谷真司(東京大学准教授))
第5講 民主主義の危機と哲学的対話の試み(小野原雅夫(福島大学教授))
第6講 言葉が開く宇宙─―『おくのほそ道』に学ぶ(魚住孝至(放送大学教授))
第III部 いのちの危機
第7講 危機の/と固有性(斎藤慶典(慶應義塾大学教授))
第8講 「世界の終わり」と世代の問題(森 一郎(東北大学教授))
第9講 危機の時代とハイデガー(高田珠樹(大阪大学教授))
第IV部 戦争の危機
第10講 戦争と戦争のあいだ(澤田 直(立教大学教授))
第11講 〈アウシュヴィッツ以後〉の哲学(宮崎裕助(新潟大学准教授))
第12講 はじまりについて(矢野久美子(フェリス女学院大学教授))
おわりに(齋藤元紀)

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http://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784062586085&_ga=1.54180648.1255208344.1439178652

朝日カルチャーセンター新宿「危機の世界で考える――戦争の世紀に挑戦する哲学」2015/9/7開催!

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2015/9/7、朝日カルチャーセンター新宿にて「危機の世界で考える――戦争の世紀に挑戦する哲学」を開催いたします。

8月10日に発売された『連続講義 現代日本の四つの危機─哲学からの挑戦』(講談社選書メチエ)の刊行を記念したスペシャルイベント。日本を代表する哲学者たちが「知」、「ことば」、「いのち」、「戦争」という四つの危機を取り上げ、生きた言葉で語る画期的な書物の登場を受け、本書に登場する12人の哲学者のうち、気鋭の3人が一堂に会する。
 戦争をはじめ、さまざまな危機の切迫を感じずにはいられない現代、哲学には何ができるのか? 歴史を振り返れば、哲学は常に時代の危機と闘う役割を担ってきた。今を遡ること約80年前、第二次世界大戦前夜の「危機の世界」に遭遇した哲学者フッサールは、終わりゆくヨーロッパの学問を憂い、理性という思考の力に希望を託した。それからさらに遡ること約50年前、同時代の学問や教養の衰退に危機感を募らせた哲学者ニーチェは、反時代的な思考の重要性を説き、みずからの書物の副題に「未来の哲学の序曲」と記したのだった─。
 20世紀という「戦争の世紀」にこだわり、思索する3人が「危機の世界」について徹底的に語る。まさに「哲学からの挑戦」と呼ぶべき現場が目の前で展開される一夜限りの稀有なひととき。

立教大学教授澤田直、東北大学教授森一郎氏とともに、講談社互盛央氏の司会のもと、戦争、世代、世界の終焉等々、「危機の世界」の根本問題を論じます。
どうぞご参加下さい。

日時:2015/9/7(月)19:00-21:00
場所:朝日カルチャーセンター新宿

お申込みは以下から。
https://www.asahiculture.jp/shinjuku/course/4ed8514b-710e-2bb0-0175-553b6d51eddd

学生の方は以下から。
https://www.asahiculture.jp/shinjuku/course/8bb3d2c8-43ef-363f-0778-553f41eb0391

「週刊読書人」2015年8月28日号特集「ハイデガー哲学の広がりをめぐって」鼎談掲載のお知らせ

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「週刊読書人」2015年8月28日号・特集「ハイデガー哲学の広がりをめぐって」にて、森一郎・池田喬両氏との鼎談が掲載されます。来年には没後40年を迎える20世紀哲学の「最大の巨人」マルティン・ハイデガー。その哲学の広がりと最新研究の状況について論じています。どうぞご一読ください。

「週刊読書人」2015年8月28日号
▼特集▼◇森一郎・齋藤元紀・池田喬鼎談<ハイデガー哲学の広がりをめぐって>
土着性と時代性を激しくずらしてゆく思考
20世紀哲学の「最大の巨人」――マルティン・ハイデガー。来年はハイデガー没後40年を迎える。『存在と時間』をはじめ、ハイデガーが遺した著作への研究は今尚進化をつづけている。1975年から刊行がはじまった『ハイデガー全集』も刊行継続中である(全102巻中90巻が刊行済)。現在日本におけるハイデガー研究はいかなる局面を迎えているのか。東北大学教授・森一郎、高千穂大学教授・齋藤元紀、明治大学専任講師・池田喬の三氏に鼎談をしてもらった。
<主なコンテンツ>
1:ハイデガー研究は今盛んか
2:『黒ノート』が問いかけるもの
3:ハイデガーとユダヤ人
4:ハイデガーと近代日本の出会い
5:初期ハイデガーと『存在と時間』
6:ハイデガー哲学の広がり
7:時代に敏感だった哲学者

http://dokushojin.shop-pro.jp/?pid=92987099

『連続講義 現代日本の四つの危機――哲学からの挑戦』(講談社選書メチエ)2015/8/28電子書籍版配信

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『連続講義 現代日本の四つの危機――哲学からの挑戦』(講談社選書メチエ)、本日2015年8月28日よりいよいよ各種電子書籍版も配信です。

知・ことば・いのち・戦争――現代日本の私たちに迫る四つの危機に立ち向かう哲学者の挑戦は、みずから思考し、行動しようと思うひとにとって、必ずやナビゲーターとなってくれるはずです。
スマートフォン、タブレット、PCで、12人の哲学者たちの戦いにぜひご参加ください!

Amazon Kindle
http://amzn.to/1KQh0gq

iBooks
https://itunes.apple.com/jp/book/lian-xu-jiang-yi-xian-dai/id1032259708?mt=11&ign-mpt=uo%3D4

Kinokuniya Kinoppy
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-08-EK-0272565

Google Play
https://goo.gl/UbwqHy

Book Live
http://booklive.jp/produ…/index/title_id/60001998/vol_no/001

Yahoo! Bookstore
http://bookstore.yahoo.co.jp/shoshi-508988/

2015年8月28日朝日新聞朝刊掲載・講演「危機の世界で考える」

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本日2015年8月28日朝日新聞朝刊に、講演「危機の世界で考える」の案内記事が掲載されました。澤田直さん、森一郎さん、互盛央さんと議論を交わします。「戦争の世紀」に対する哲学の挑戦。お時間ある方はぜひご参加ください。

http://www.asahi.com/articles/DA3S11935331.html

 時代と状況に危機の切迫を感じずにいられない哲学者3人が「では哲学に何ができるのか」と自らに問いかけ、生きた言葉で徹底的に討論します。登壇するのは、高千穂大教授の齋藤元紀さん=写真=と東北大教授の森一郎さん、立教大教授の澤田直さん。進行は編集者の互盛央さん。歴史を振り返れば、時代の危機と闘う役割を常に担ってきたのが哲学でした。

◇講演「危機の世界で考える」9月7日[月]午後7~9時。参加費4104円
◇会場は東京・西新宿の新宿住友ビル。問い合わせ、申し込みは主催の朝日カルチャーセンター(03・3344・1945、受け付けは午前10時から)。ホームページは「朝カル 新宿」で検索を。
お申込みは以下から。
https://www.asahiculture.jp/shinjuku/news/2015/08/syakoku_0827

ハイデガー・フォーラム 第十回大会

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ハイデガー・フォーラム 第十回大会が下記のとおり開催されます。
みなさま奮ってご参加下さい。

2015年9月19日(土)、20日(日)
関西学院大学 西宮上ケ原キャンパス 社会学部館201教室
 (阪急電鉄今津線(宝塚行き)甲東園駅下車・阪急バス(JR西宮・阪急西宮北口行)「関西学院前」下車、JR神戸線西宮駅下車・阪急バス(甲東園行き)「関西学院前」下車)

参加費/賛同人2000円
    一般聴講者一日当たり1000円 高校生500円 (事前申し込み不要)

統一テーマ 「民族という問題ー『黒ノート』が問いかけるもの」
特集 「レヴィナス」

プログラム:
○ 一日目
10:00~ 景山 洋平 (東京大学)      司会:佐野 之人 (山口大学)
  「ヘーゲルとハイデガーにおけるユダヤ人と民族の共生の問題」
11:30~ 加藤 恵介 (神戸山手大学)    司会:轟 孝夫 (防衛大学校)
  「メタポリティックの概念」 
14:00~ 細川 亮一 (九州大学)      司会:嶺 秀樹 (関西学院大学)
  「『民族の歴史的偉大さ』から『詩人と思惟者の民族』へ」
15:30~ 西谷  修 (立教大学)      司会:高田 珠樹 (大阪大学)
  「ハイデガーをなぜ読むのか?」 
17:00~ 李  洙正 (韓国・昌原大学) 司会:森 一郎 (東北大学)
    創立十周年記念スピーチ「存在論の私有化」


○ 二日目
10:00~ 高井 寛 (東京大学)       司会:池田 喬 (明治大学)
  「レヴィナスにおける『私固有の/本来的な在り方』を巡る問い」
11:30~ 渡名喜 庸哲 (慶應義塾大学)    司会:伊原木 大祐 (北九州市立大学)
  「『被投性』か『繁殖性』か――レヴィナスのハイデガー批判はそもそも何を狙っていたのか」
14:00~ 総会
14:30~ 村上 靖彦 (大阪大学)      司会:屋良 朝彦 (長野看護大学)
  「享楽と気遣い――訪問看護における主体化について」
16:00~ 佐藤 義之 (京都大学)      司会:中 真生 (神戸大学)
  「『彼方』をめぐって」 

各発表のレジュメおよび詳細は以下まで。
http://heideggerforum.main.jp/forum.htm

シンポジウム「ハイデガーと現代哲学の始まり」開催のお知らせ

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シンポジウム「ハイデガーと現代哲学の始まり」
日時:2015年10月17日(土)
場所:東京ドイツ文化センター1Fホール



現代哲学につねに深刻な影響を与え続けるハイデガー。その独自の哲学はいかにして誕生したのか。この謎の究明に挑むべく刊行された『始まりのハイデガー』(晃洋書房、2015年)では、気鋭の研究者が集い、同時代の哲学・思想との対決のなかで自らの哲学を鍛え上げてゆく、若きハイデガーのみずみずしい思考の軌跡が描き出されました。この本邦初の試みを受け、本シンポジウムでは、ハイデガーの哲学の「始まり」と20世紀初頭の現代哲学の「始まり」について、徹底討論を交わします。執筆陣に加えてゲストコメンテーターを招き、現代における哲学の新たな「始まり」へと誘う、刺激溢れる一夜。ハイデガー研究会と日本ヤスパース協会が共同で開催いたします。ぜひご参加ください。

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シンポジウム「ハイデガーと現代哲学の始まり」

日時:2015年10月17日(土)
場所:東京ドイツ文化センター1Fホール

プログラム
16:30-16:40 開会の挨拶
16:40-17:55 第一部 ハイデガーと現代のルネッサンス
――古代哲学と中世哲学

セッション①村井則夫(明星大学)
セッション②森秀樹(兵庫教育大学)
セッション③神崎繁(専修大学)
司会:齋藤元紀(高千穂大学)

17:55-18:10 休憩

18:10-19:25 第二部 ハイデガーと現代哲学の黎明
――新カント学派・実存哲学・解釈学

セッション①中山剛史(玉川大学)
セッション②渡邉和典(学習院大学)
セッション③大橋容一郎(上智大学)
司会:池田喬(明治大学)

19:25-19:30 休憩

19:30-20:45 第三部 総合討議
コメンテーター 金成祐人(慶應義塾大学)

参加無料、要参加登録
問い合わせ:yoshitsugu@tokyo.goethe.org

ハイデガー研究会・日本ヤスパース協会共催
協力 東京ドイツ文化センター
後援 晃洋書房

http://heidegger.exblog.jp/24449216/

【緊急出版】『ハイデガー哲学は反ユダヤ主義か―「黒ノート」をめぐる討議』(水声社)2015/9/25刊行

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【緊急出版】『ハイデガー哲学は反ユダヤ主義か-――「黒ノート」をめぐる討議』が水声社より2015年9月25日(金)刊行となります。




世界の哲学界を騒然とさせているハイデガーの「黒ノート」問題、日本における最新の研究成果を収めた論集です。ドイツ語版全集編者ペーター・トラヴニー氏を迎え、ハイデガーの〈反ユダヤ主義〉疑惑に正面から冷静な哲学的考察を加え、彼の哲学の真価を問い直します。
なお、2015年9月17日(土)・18日(日)に関西学院大学にて開催される第十回ハイデガー・フォーラム大会会場では、本書の先行販売をいたします。ご期待下さい。

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『ハイデガー哲学は反ユダヤ主義か-――「黒ノート」をめぐる討議』(水声社)
編者=ペーター・トラヴニー+中田光雄+齋藤元紀
執筆者=秋富克哉+加藤恵介+茂牧人+轟孝夫+森一郎+渡辺和典
訳者=阿部将伸+陶久明日香+中川萌子
A5判並製/304頁/定価3000円+税
ISBN978-4-8010-0124-4 C0010 9月下旬発売!
装幀=齋藤久美子

2014年、死後40年を経て公刊された哲学的手記「黒ノート」によって〈反ユダヤ主義〉疑惑が浮上した、20世紀最大の哲学者ハイデガー。ナチス関与問題以来ふたたび世界的な議論を醸すハイデガー哲学の真相/真価を問い直し、現代哲学、そしてわれわれの未来を模索する。

われわれの今回の論集の主題は、これら第94〜96巻ならびに第97巻における「反ユダヤ主義的」とも指摘されうる文言を、哲学的に適正に、あるいはハイデガー哲学の思惟文脈に公正に則るかたちで、理解し、意味づけ、説明し、世に資そうとするものである。ハイデガーにおける「反ユダヤ主義的」と指摘される文言は、本当にあの「反ユダヤ主義」に帰属する態のものなのであるか。哲学思惟上の「ユダヤ的なものへの〈批判〉」は、そのままあの偏頗な情念イデオロギーとしての「〈反〉ユダヤ主義」と同一のものなのであるか。(「序」より)
目次:
ドイツから日本の読者の皆さんへ P・トラヴニー/陶久明日香訳
序 主旨と謝辞 P・トラヴニー/中田光雄/齋藤元紀
第一部 講演
はじめに 渡辺和典
ハイデガーと「世界ユダヤ人組織」と近代性 P・トラヴニー/陶久明日香訳
「黒ノート」はハイデガーの評価に何をもたらすのか? 齋藤元紀
第二部 講演とワークショップ
はじめに 齋藤元紀
ハイデガー「黒ノート」における「反ユダヤ主義」は何を意味するのか 轟孝夫
いくつかの区別について 加藤恵介
「ハイデガーの思索は反ユダヤ主義的か?」という問いに答えるための一つの試論 P・トラヴニー/陶久明日香訳
ハイデガー思惟と反ユダヤ主義 中田光雄
第三部 講演とエッセイ
はじめに 中田光雄
普遍的なものと殲滅 P・トラヴニー/阿部将伸・中川萌子訳
トポグラフィーの試みを受けて 秋富克哉
〈キリスト教を克服するキリスト教〉としてのハイデガーの思索 茂牧人
ハンナ・アーレントと「反ユダヤ主義」 森一郎

★9月19〜20日のハイデガー・フォーラムにて先行発売いたします!
http://heideggerforum.main.jp/forum.htm

詳しくは以下をご覧ください。
http://www.suiseisha.net/blog/?p=4721
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